新潟の釣り場について

10月10日 13〜15時

実家が新潟なのは前にも書いた通りだが、帰省がてら昔にたくさん世話になったいくつかの釣り場に出かけてみた。まあだいぶ前に東港の西突堤に行った時にデカい柵が設置されていたのは見に行ったが…。
あれから数年経って、今一度他の場所も含めて見回ってみようと思い車を走らせた。

 

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1,東港 西突堤
「つりのクボタ」という店の名前を知っている人はどれくらいいるだろうか。

東港で釣果情報を確認する時は常にこの店に足繁く通っていた。
しかし2006年頃に閉店し、その後は廃屋になってるような気がしていたが…今一度お伺いすると、別の釣具屋になっていた。
これはもしかしたら東港で釣りが出来るのでは?と期待を持ったが、残念それは儚くも崩れ去る。

相変わらず象の突進でも止めるのかってくらいゴツい柵が設置されてる。しかも2つ。
1個目は左側の砂浜に降りるルートが確立されていて容易に入れるが、2つ目の先にいる釣り人は?いったいどうやって???

まぁ関東圏から来た人たちにとっては、浸入→通報→即逮捕 の流れが心に刻み込まれている(と思う)ので、あの立て看板をやり過ごす勇気は無い。
現状として、昔は開いていた突堤の入り口はカートを引いて歩いて入ることは出来ない。


2,消防署裏、チップ岸壁
結論から言うとここにも看板と柵がある。消防署裏は柵の右手に獣道的なものがあるので浸入は比較的容易だが、その先には「絶対この柵は突破させませんよ」という雰囲気が醸し出てる人避けフェンスが立ちはだかっている。
まぁ消防署裏はウミケムシと黒鯛しかいないんじゃないかって思ってるので、そんなに期待はしてなかったが、実際に罰せられる恐れがあるよ警告の看板が立ててあると凹む。

チップ岸壁に至っては「テロ特別警戒」と称して護岸全体に米軍の座間キャンプ、みたいなフェンスが張り巡らされている。
昔はファミリー層がこぞってサビキで豆アジやイワシの回遊に一喜一憂してたり、底を狙うと時々ヒラメが釣れたりまあまあ魚影は濃かった(時々北朝鮮のデカい船も停まってた)のを覚えていたので、こっちの方がショックだった。

 

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3,西港
東港からは「みなとトンネル」を経由して比較的早い時間で行けるようになったが、結局はこの場所も東港と同じく「浸入」にあたる。
しかし新潟市民はお構い無しにカートを引いて歩いて行けない柵を乗り越えて奥へ進んでいく。


みなとトンネル用の駐車場とおぼしき場所に車がたくさん停まってるが、恐らくほとんどが釣り人のものだろう。

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近年に有料で釣りが出来る「ハッピーフィッシング釣り施設」なるものが出来たみたいだが、やはり県民にはお金を払って釣りをするというのが抵抗があるのか、それともまだ運用開始して間も無いのか、あまり評判は良くない。

新潟では冬の波の高さが10mを超えるのが日常において、それでも釣りしたいという気持ちは分からないでもないが、マナーどころか立ち入り禁止の場所まで入り込んで釣りをするというのは、やはりおかしな話しだと思う。
なぜこういうことになったのか、釣りをしている当人が一番よく分かっているはずだが…。

新潟では当分自由な釣りは出来ないのかもしれない。