三浦港リベンジ

11/6 午前3時〜5時
天候 時々小雨

気温 19℃

釣果 ゴンズイ 1匹


今回も強風の合間を縫っての釣行。奇跡的にこの時間帯で穏やかな天候になるとの予報。
前回三浦に行った時は冷蔵庫前でしか構えてなかったので、今日はアタリが無かったらすぐ切り上げて色々回ってみようと画策していたのだ。

とりあえずは前回同様に冷蔵庫前へ。釣り人が数人いたがアタリは無さそう。
西側の先端にある筏?みたいなのが浮いている所に陣取る。
そこではイワシ?子サバ?の群れが表層でざわざわしていたのでこれは!と思ってジグでしばらく粘ってみたが反応無し…。

早々に見切りをつけて次は花暮岸壁へ。平日の未明ということだろうか、冷蔵庫前と同じく人は少ない。こちらも表層に小魚の群れや、ライトを照らすと目が光っている謎の魚が泳いでいる。
先程と同様の仕掛けを投げる。だが、アタリは無し。
ワームの色を変えてもルアーにしても反応は無し。
泳いでる魚は暗くてもライトで反射する波や跳ねる音で分かるほどそこら中にいるのは確認出来ているのだが、恐らくこれらはサビキ釣り用の小さい魚なんだろう。
ということは、小さい魚がたくさんいる→安心して泳いでいる→大きい魚がいない
ということか?
このままではボウズは免れないと思い、奥の手Bのロケット天秤にキス針青イソメ仕込みで投げる(ちなみに奥の手Aはカゴサビキ)。
とりあえずチョイ投げしたら置き竿にしておいて、その間にルアーを振ろうという目論見である。

相変わらずルアーはいくらキャストしても反応なし。
アミやイソメとかを使った生餌での釣りは魚を寄せて、あるいは散らして目的の魚を釣るが、ルアーは的確に自分が狙ったポイントや棚に投げて誘って釣るという方法なので、この辺はコツを掴むまで試行錯誤するしかないと思う。

さて、10分ほど置いてたロケット天秤の様子を見ようと巻き上げると、何かゴミみたいな物が…ゴンズイでした。
全くアタリも引きもなく上がってきたので油断していた。
もしかしたらコイツはそういう魚なのかな?大きさは13cmくらい。
巷では美味しいと評判のようで前々から釣れたら食べてみたいと思っていた。
素早くメゴチばさみで摘んで毒針をキッチンバサミでカット。捌いてクーラーBOXに仕舞ってさあ次も来いよ〜と2投目。
しかしゴンズイは最初の1匹だけだった。それどころか何も来なくなった。
ゴンズイはたくさん群れをなしてると聞いたのだが…まあ投げて釣れるのはなんか違う気もする。
空の色が変わってきた頃にヒトデを釣って納竿。

後で知ったのだが、この花暮岸壁は船着場として海底を深く掘り下げているせいで水深があるようだ。無理に投げないで足元に落とし込めば数が釣れたかもしれない。

この漁港で五目釣りしたらウハウハだろう。でもルアーで1匹でもいいので釣りたい。
次回はボウズであろうが自分の釣りたいスタイルで縛ってみようと思う。

新潟の釣り場について

10月10日 13〜15時

実家が新潟なのは前にも書いた通りだが、帰省がてら昔にたくさん世話になったいくつかの釣り場に出かけてみた。まあだいぶ前に東港の西突堤に行った時にデカい柵が設置されていたのは見に行ったが…。
あれから数年経って、今一度他の場所も含めて見回ってみようと思い車を走らせた。

 

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1,東港 西突堤
「つりのクボタ」という店の名前を知っている人はどれくらいいるだろうか。

東港で釣果情報を確認する時は常にこの店に足繁く通っていた。
しかし2006年頃に閉店し、その後は廃屋になってるような気がしていたが…今一度お伺いすると、別の釣具屋になっていた。
これはもしかしたら東港で釣りが出来るのでは?と期待を持ったが、残念それは儚くも崩れ去る。

相変わらず象の突進でも止めるのかってくらいゴツい柵が設置されてる。しかも2つ。
1個目は左側の砂浜に降りるルートが確立されていて容易に入れるが、2つ目の先にいる釣り人は?いったいどうやって???

まぁ関東圏から来た人たちにとっては、浸入→通報→即逮捕 の流れが心に刻み込まれている(と思う)ので、あの立て看板をやり過ごす勇気は無い。
現状として、昔は開いていた突堤の入り口はカートを引いて歩いて入ることは出来ない。


2,消防署裏、チップ岸壁
結論から言うとここにも看板と柵がある。消防署裏は柵の右手に獣道的なものがあるので浸入は比較的容易だが、その先には「絶対この柵は突破させませんよ」という雰囲気が醸し出てる人避けフェンスが立ちはだかっている。
まぁ消防署裏はウミケムシと黒鯛しかいないんじゃないかって思ってるので、そんなに期待はしてなかったが、実際に罰せられる恐れがあるよ警告の看板が立ててあると凹む。

チップ岸壁に至っては「テロ特別警戒」と称して護岸全体に米軍の座間キャンプ、みたいなフェンスが張り巡らされている。
昔はファミリー層がこぞってサビキで豆アジやイワシの回遊に一喜一憂してたり、底を狙うと時々ヒラメが釣れたりまあまあ魚影は濃かった(時々北朝鮮のデカい船も停まってた)のを覚えていたので、こっちの方がショックだった。

 

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3,西港
東港からは「みなとトンネル」を経由して比較的早い時間で行けるようになったが、結局はこの場所も東港と同じく「浸入」にあたる。
しかし新潟市民はお構い無しにカートを引いて歩いて行けない柵を乗り越えて奥へ進んでいく。


みなとトンネル用の駐車場とおぼしき場所に車がたくさん停まってるが、恐らくほとんどが釣り人のものだろう。

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近年に有料で釣りが出来る「ハッピーフィッシング釣り施設」なるものが出来たみたいだが、やはり県民にはお金を払って釣りをするというのが抵抗があるのか、それともまだ運用開始して間も無いのか、あまり評判は良くない。

新潟では冬の波の高さが10mを超えるのが日常において、それでも釣りしたいという気持ちは分からないでもないが、マナーどころか立ち入り禁止の場所まで入り込んで釣りをするというのは、やはりおかしな話しだと思う。
なぜこういうことになったのか、釣りをしている当人が一番よく分かっているはずだが…。

新潟では当分自由な釣りは出来ないのかもしれない。

夏の終わりの三崎港

釣行記録 9月18日 三崎港と初声漁港
時間 2時30分〜12時
天気 雨のち曇り
気温 23℃
風 東南東2m
釣果 カサゴ、シコイワシ、サッパ、クサフグ全て人差し指サイズ合わせて10匹程度

前回の江の島釣行から約4ヶ月、ようやく友人と調整がついての釣行。
今回は三浦半島にある三崎港。直前に会社の同僚から「車で横付けしてすぐ竿出しできる」と教えてもらっていたので見た目も腰の重たそうな友人に自家用車を手配してもらった。

サイトでいくつか検索していると「ファミリー向け」「魚影が濃い」などのワクワクする文字が並んでいて否が応でも期待する。
スケジュール的に夜から朝にかけて釣ろうということで、仕事が終わり帰宅して1時間もしないうちに準備をして出発。

雨雲レーダーにはポツポツと濃い色のエリアが表示されており、車で向かう途中にもにわか雨が降ったり止んだりしている。
午前2時くらいに冷蔵庫前に到着したが、まだ少し雨雲が残っていたので雨が上がるまで周辺を歩いて回ってると、正面に向かって左側の岸壁にある街灯の下に50cmオーバーの謎の魚が海面近くをゆったりと泳いでいる。
数人の釣り人がどうにかして釣ろうとしていたが仕掛けや餌に興味が無いかのようにフラフラと漂っていた。

この側以外にも数人の釣り人がいたが、なんとなくあまり調子は良くなさそうだったので、移動も考えて始めはルアーやワームで軽く様子を見ようということになった。

しばらく首を傾げながら竿を振っていたが一向にアタリらしきものが無い。
気がつけば地面の雨は乾き、すっかり明るくなってきた。途中に投げサビキやロケット天秤を使ってみたがアタリらしいものは無く、場所を変えようと竿を引き上げたらパワーイソメを針ごと飲み込んでいる5cmにも満たないカサゴが1匹上がった。
きっと雨上がりだからダメだったんだろうねと自分達に言い聞かせながら撤収。

三浦港周辺は城ヶ島など釣りスポットがたくさんあるが、この時点で2人のテンションはダダ下がりで、近くの似たような所に行っても同じだろうと考えた末、去年からお世話になっている初声漁港に移動先を決めた。

過去に何回か行ってるが、ボウズの時がない。
魚影は濃く、穏やかな波の音しか聞こえない静かで小さな突堤。ネコもいて飽きない、困った時には三富浜の初声漁港だ。
釣り人はたくさんいたが、それでも2人が余裕で釣り座を構えることができた。時間は8時過ぎ。朝まずめはとっくに終わってるが、コンスタントに小さいイワシが回遊してきて落ち着くヒマが無い。楽しい。
まあ釣れれば御の字という事だ。大きさや魚種は問わない。
とは言っても左隣りにいるおじさんはトリック仕掛けでモリモリ釣っていた。前に小サバが回ってきた大磯でもあったけど、こちらのサビキよりトリック仕掛けが釣果が良いというのを改めて思い知らされた。

この日は突堤の外海テトラポット側に多数の釣り人。波が穏やかなせいか、棒ウキを使ってのフカセ釣りで構えてる人がチラホラいたが、30cm超えのアイゴが数匹バケツに入っていて少し引いた。
それでもやはり初声は魚が濃くて楽しい。
交通の便は厳しいが、何とか持っていく荷物を減らして電車釣行したいなあ…。

 

片瀬漁港と江ノ島堤防

釣行記録 5月22日 片瀬江ノ島
時間 6時30分〜12時
天気 晴れ
気温 21℃
風 南東1m
釣果 小フグ3匹

休みの度に強風にヤル気を阻まれて約1カ月、ようやく穏やかな天候に恵まれた。
前回と同じく会社の仲間との釣行。車が使えないとの事なので片瀬江ノ島駅で落ち合う。が、集合した時点で荷物の重さで疲弊。コレもう歩く拠点だよ…もっと荷物を減らさないと電車釣行が億劫になってしまう。
外国人バックパッカーのような大きなリュックを担ぎながら先ずは片瀬漁港へ。漁港側の堤防は立ち入り禁止の看板があったので境川河口側に向かう。

今日は久しぶりの穏やかな風、にも関わらず釣り人があまりにも少ない。もしかしてこれは…。
とりあえず先端で釣り座を構える。川からの流れが早く、ウキ釣りは難しいと判断して青イソメをカレイ仕掛け6号に付けてテンビン投げ。
流れが早いのは表層の方だけみたいでオモリが着底すれば安定して引き釣りできる感じだが、アタリらしいものは無し。隣のルアーマンもいつの間にかいなくなっていた。
8時まで繰り返してみたが全く反応が無いので釣り場を江ノ島の大堤防に変更。

こちらは非常に混雑していて奥側で竿は出せない状況。一番手前の立ち入り禁止看板のある突堤に陣取る。
周りはウキサビキを主に使っているようだが…あまり竿が動いてない?
奥にはエギを投げてる人もいてスミ跡も付いているけど、それほど盛り上がっている印象ではない。
構えた場所から投げるのは右手の堤防にいる釣り人の糸を跨いでしまう恐れがあったのでカゴ釣りのセッティング。
糸を垂らしておくと細かいアタリがあるので海面を見ていると、オキアミを突いている魚の影に何か見覚えが…。
竿先が引っ張られたので持ち上げると、その影の主は5cmほどの小さいフグ。背面の緑色が特徴的だから分かりやすい。
途中小サバかイワシのようなキラッと光る魚影が見えるがほんの一瞬だけだった。この後も2匹ほどフグが釣れるがオキアミが無くなったので納竿。
立ち入り禁止看板のすぐ手前に陣取ってた人はウキフカセで20cmほどのメジナを釣っていた。周りにもウキフカセの人がいたが「あんまりにも釣れなさすぎて釣り方忘れちゃったよ」とボヤいていた。

竿出しが難しいくらい混雑してたけど実際は皆んなあまり釣れていなかったという厳しい結果となった。友人はボウズ回避できてよかったと言っていたが、うーむ…。
友人は糸を垂らして待つより投げる釣りの方がやりたいらしいので、次回はルアーとかメタルジグを検討してみよう。
ヤバい、ルアー釣りとか全く分からない…。

2018年1発目の大磯

日付 4月17日 大磯港
時間 7時30分〜14時
天気 曇り
気温 14℃
風 北北東6m
釣果 サバの稚魚6匹

小田急線で厚木から相模線に乗り換えて茅ヶ崎まで、そこから東海道線熱海行きに乗り換えて大磯下車。歩く途中で「釣りえさ」の幟がある鄙びた釣り具屋で青イソメを購入。
到着して、はやり風の強さに閉口…去年秋に北風で荒れる江ノ島で嫌気がさしてからというもの、気温より風を避けてきたが、今回は釣りを始めてみたいという友人と同行する事になった。失敗(坊主)は許されないというある種の責任感を持って少しでも影響を受けにくい場所を選んだ。
大磯港は竿を出そうと思えば東西南北どの方向でも釣り座を構えることが出来るので何とかなると見越しての選択だったが、まぁそれでもチョイ投げセットの短い竿を伸ばしただけで風を切る音がピューピュー聞こえてくるぐらい強い。
付近の釣り人はひたすらにトリックサビキで底を狙っているようだ。時折釣れる小魚は体長10cm程のサバの稚魚ばかり。
とりあえずこんなモンでも友人の初釣りになってもらえばいいかなと、適当にハゲ皮サビキにウキとカゴと重りを付けて仕掛けを降ろしてもらっていたが、なかなか上手く釣れない。
恐らくはアジやイワシと違ってサバは目が良くてサビキの擬似餌を見分けてるのかも知れないか、もしくは針がデカ過ぎか。
トリック仕掛けはエサ付け用の器がけっこう大きくて嵩張るのとオキアミブロックが臭くて(いま使ってるのはオキアミチューブ)敬遠してるんだけど、五目釣りするなら必要かなぁと。
とりあえず友人には軽く投げたり目の前に落としてもらいチョロチョロと釣っている間にこちらはイソメとジェット天秤で投げ。
しかしこちらは全くアタリ無し。仕掛けを上げると何処かから飛んで来たと思われる大量の枯れ草が絡みついていた。底の方に溜まってて魚のいい隠れ家みたくなってるような気がして繰り返し投げてみたがアタリらしいのは結局1回だけ…。
あと大磯駅から歩いた途中にあった釣り具屋で買ったイソメが思いのほかイキが悪くて昼過ぎには全てグッタリしてた…もう1回買ってみて同じようならあそこで買うのはやめよう。
納竿間近、隣ではウキフカセでひたすら同じ場所を探っていたおじさんが30オーバーのクロダイを釣り上げていた。大磯港の内側でも頑張れば釣れるんだと元気付けられたような気がする。
帰りは海女小屋で魚介食い放題80分でガッツリ食いまくって今日は終了。終わりよければ全てヨシ!

釣行記録序文

実家のある日本海側は新潟東港でひたすらダンゴ釣りで黒鯛を狙っていた、のはもう二十数年前の話。仕事の都合で神奈川に引っ越し、ようやく2017年になって、太平洋側に釣り糸を垂らす事が出来た。
それまでは車を持ってない、自分の家から釣り場まで遠いなどの理由で敬遠してる内に興味が無くなってしまっていたが、友人が少しばかり釣りに興味を持ったという事で、ならば再開してみようかという気になった。

一昨年の暮れに物置で埃を被っている釣り道具を取りに行くよ、と今は亡き父に話していた。

父は昨年の春にこの世を往った。
父の釣り好きは相当なもので、海の無い生まれ故郷の長野に嫌気がさして新潟へ移り住んだ事や、自分が釣った魚の剥製作りや貝殻集め、FRP製の手作りボートで船舶免許を取って近所の港に繋留させたりと、いま思い返すとかなりのモンだった。
しかし実家暮らしをしていたその頃の自分はまだ釣りに対する物心みたいなものが足りてなかったように思う。父のその辺の熱意がいまいち理解しきれず、
今思うとなかなかにアグレッシブだったなあ、もっとたくさん話しておけば良かったなあ、と思っても後の祭り。

このブログは今の今後の自分に対する覚書きみたいなものです。仕事や肉や酒の事や、アホでしょーもない事も含めて残りの釣り人生について記録していこうと思います。